どうやら、「続ける」を「続ける」しかなさそうだ。

ラブレター代筆という仕事の特異性から、メディアに取り上げていただくことがたまにある。あまつさえ、書籍出版の機会もいただいた。

一介の会社員がメディアに取り上げていただく機会などなく、当初は、取材を受けるたびに、鼻息を荒げ、胸は高鳴り、声は上ずった。ただ、そのうち、気づいた。別に、何も変わりはしないな、と。

唯一起こる変化とすれば、「本を出しました!」「~に取材してもらいました!」と報告をすると、facebookの「いいね!」がいつもより多めにつくことくらい。その一事だけでも最初は嬉しかったが、そういう自己顕示欲もそのうち減少し、残ったのは、本を出そうが、メディアに出ようが、別に何も変わりはしないな・・・、という思い。

そして、気づいた。
やっぱり、「続け」なきゃダメなんだな、という事実。
単発的に何かをしようが、何も変わりはしない、と云う事実。

 

話が少しそれるかもしれないが、以前、ホリエモンこと堀江貴文さんが、一流の寿司職人になるために何年も修行をする必要はなく、料理学校に数か月通えばなれる、という旨の発言をし、物議を醸したことがあった。

”一流”の定義を、業績的な成功、とするのであれば、確かに、そうだと思う。料理学校卒の人でも、やり方やセンスによっては、人気店にすることもできるだろう。

ただ、料理学校卒の人で成功した人だって、何かを「続けて」いるはずだ。それが他店の調査なのか、マーケティングやPRの勉強なのか、握りの練習なのか、何なのかはわからないが、何事かは「続けて」いるはずだ。単発的に何かをして、はい、成功しました!ということはないはずだ。

堀江さんの先の発言も、別に「続ける」必要性を否定してのものではなく、成功のためのアプローチが、必ずしも「下積みを何年もすること」ではない、という主旨だと思う。

だから、メディアに出るなら出るで、出続けなければ結果にはつながらないと思うし、出続けるためには、出続けるための工夫や勉強を続けなければいけない。つまり、「続ける」を「続け」なければならない。

つまらない結論だが、どうやら、それしかなさそうだ。

そんな気付きから、本ブログも「毎日更新するぞ!」と意気込んだものの、ちょっと眠いと、「寝不足だと明日の仕事に影響するからな・・・」と、惰眠を貪ってしまう私。
成功への道は、険しく、長そうだ。

せめて、成功を夢見ることくらいは続けよう、と思う。

 

 

小林 慎太郎

投稿者: 小林 慎太郎

1979 年東京都生まれ。立教大学社会学部卒。IT企業にて役員を務めるかたわら、自身の言葉や文字で想いを伝えることに対して苦手意識を持っている人を支援するため、ラブレター代筆、プレゼンテーション指導、スピーチライティングなどをサービスとして提供する<デンシンワークス>(dsworks.jp)を運営。 <著書>『ラブレターを代筆する日々を過ごす「僕」と、依頼をするどこかの「誰か」の話。』(インプレス社)