歳の差なんて、ラララ。

ラブレター代筆に依頼をしてくる人は、大別すると2つのタイプにわけることができる。1つは、文章を考えることが不得手な人。もう1つは、文章を考える云々の前に、そもそも、想いを伝えることに対して躊躇をしている人。意外に思われるかもしれないが、後者の方が、割合としては随分と多い。

「話したこともないような相手に、告白をしていいものか・・・」
「一度別れた相手に、手紙を書くのは迷惑じゃないのか・・・」
「告白して断られたらどうしよう・・・」

そして、よくあるのが、
「こんなに年齢が離れている相手に告白していいのか・・・」
というもの。

僕個人は過去に付き合った相手で、最も歳が離れていたのは5歳。だから、偉そうに論じることはできないのだけれど、それでも、どうしてそんなに気に病むのだろうか、と不思議に思う。そして、その疑問をそのまま投げかけると、

「いや、なんていうんでしょう、なんか、ね・・・」

と、大概の人が、言葉を濁す。
明言はしないものの、歳の差を気にする人は、多くの場合、周りの声を気にしてのことなのだと思う。

「いい年のおっさんがハタチそこそこの嫁さんもらうって、ロリコンかよ!」
「あんなに年上の親父と付き合うなんて援交じゃないの!」

など、そんな声を気にしてのことではないだろうか。

一言。案ずるに及ばない。

歳の差についてどうこう言う人は、嫉妬に過ぎない。本心のところは、

「あんなに若い嫁さんもらって羨ましいな、ちくしょう!」
「ちょいワルな感じで素敵!くやしい~」

と思っているだけだ。
実際、過去に僕が出席した結婚式で、新郎が40歳、新婦が23歳というカップルがいた。
そして、なごやかな式の最中、僕は終始「ちくしょう!」と嫉妬の炎に身を包んでいたことがある。だから、間違いない。

余談はさておき、要は、周りの声は気にすることなどない、ということだ。

不倫のように誰かに迷惑をかけたりしているわけでもない。堂々と告白をすればいい。大手を振って付き合えばいい。誇らしくプロポーズをすればいい。それだけのこと。

それに、年の差カップルというのは、お互いの容姿に惹かれて、というよりは、精神性による結びつきが強い印象を受ける。容姿は時の流れとともに劣化をするが、精神は劣化をするどころか深みを増していくので、関係が長続きするようにも思う。

 

ただ、僕には娘がいるが、ある日娘が彼氏を連れてきて、彼氏の年齢が自分と同程度、もしくは年上だったとしたら、正直なところ、うっ、とは思う・・・。それは、ご容赦いただきたい。

 

 

小林 慎太郎

投稿者: 小林 慎太郎

1979 年東京都生まれ。立教大学社会学部卒。IT企業にて役員を務めるかたわら、自身の言葉や文字で想いを伝えることに対して苦手意識を持っている人を支援するため、ラブレター代筆、プレゼンテーション指導、スピーチライティングなどをサービスとして提供する<デンシンワークス>(dsworks.jp)を運営。 <著書>『ラブレターを代筆する日々を過ごす「僕」と、依頼をするどこかの「誰か」の話。』(インプレス社)