就活本格化に向けて、しておくべきこと。

12月。そろそろ、就職活動を控えた学生さんが本格的に動きはじめる時期。
本やネット、もしくは既に就職活動を終えた先輩などから就活に向けたアドバイスを見聞きしたりしているだろうが、それでも、「何をしたらいいんだろう?」「どうやって動けばいいんだろう?」という疑問、不安の類は解消されないのではないだろうか。

今日は、そんな学生さんに向けて、そろそろこういうことをしといた方がいいと思うよ、という話をしたいと思う。

細かく挙げれば色々とあるのだけれど、就活で重要なものを大別すると、「インプット」と「アウトプット」の2つ。
インプット、というのは、経験から何を得て、何を感じたか、という意味。

会社員としての僕は、新卒における面接対応などもするが、「部活動で主将を務めていました!」「ボランティア活動をしていました!」「学生団体で代表を務めていました!」と、声高に、誇らしげに発信をする学生さんがよくいる。

(真偽はさておき)もちろん、それらの活動や役割を否定するものではないし、能動的にそういったことをする姿勢は評価するが、ただ、それだけでは、本人たちが期待するほどのプラス評価にはならない。へー、積極的なんだね、という感想を抱く程度。

大事なのは、どれだけ大きなことをしたか、重要な役割を担ったか、ではなく、何を感じたか、何を獲得したか、だ。主将や代表である必要はないし、ボランティア活動など、他者とは違った経験をしている必要もない。日常の出来事やありふれた役割の中にも、ドラマはあるし、緩急がある。 その中から、どういうことを感じ取ったかという感受性や、物事の受け止め方、考え方、そういったものを重視する。

だから、これから就活が本格化するに向けて、あわててとってつけたように新しいことをする必要はない。今までの自分の人生、体験を振り返り、どういうことがあって、どういうことを感じ、どのように自分が変化してきたか。そのことを、腰をすえて、じっくりと考えてみることをオススメする。

そして、アウトプット。
これは文字通り、自分の考えていることを伝える力。どれだけインプットが充実していても、それを企業に、面接官に正確に伝えられなくては意味がない。アウトプットを磨くためには、月並みなアドバイスだが、アウトプットをする練習をするしかない。

この時期になると、就職課が面接対策を実施してくれたりすると思うが、「けっ、そんなん恥ずかしくてやってられるか。俺は本番に強いから、練習なんかしなくてもなんとかなるよ」と、かつての僕のように強がらず、いきがらず、そういう機会があれば、どんどんと参加し、恥をかき、冷や汗を流そう。就職課じゃなくても、友達でも彼女でも親でも、誰でもいい。とにかく他者に聞かせ、フィードバックを受けること。それに尽きる。

就活は、これをしておけば絶対大丈夫!という秘訣もない代わりに、これをしなくちゃダメ!という特別な何かを要するものでもない。

上記のような当たり前のことを、当たり前にやっておく。つまらない真理だけど、そういうものだと思う。

 

 

小林 慎太郎

投稿者: 小林 慎太郎

1979 年東京都生まれ。立教大学社会学部卒。IT企業にて会社員として勤めるかたわら、自身の言葉や文字で想いを伝えることに対して苦手意識を持っている人を支援するため、ラブレター代筆、プレゼンテーション指導、スピーチライティングなどをサービスとして提供する<デンシンワークス>(dsworks.jp)を運営。 <著書>『ラブレターを代筆する日々を過ごす「僕」と、依頼をするどこかの「誰か」の話。』(インプレス社)